極秘報告


しかしながら、国務省は、反共で既に有名なマッカーサー元帥がやり過ぎるかもしれないと心配していた。

国務省極東局は、情報調査課(OIR)に日本の状況を調査するように頼んだ。

1949年11月14日、OIRは「日本の共産主義教師に対する作戦」という極秘報告を書き、「学校教職員の中から共産主義者を排除している現在の政策に関し、法的根拠は全くはっきりしておらず、日本の役人たちも自信がないようである」と警告した。

合法性だけでなく、レッドパージは「降伏前の日本の学問を、安全だが不毛で狭いところへ追い込んだと同じような恐怖と不安の空気を蘇らせることになろう」とも忠告している。


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マッカーサーの独壇場


国務省は、マッカーサーに電報を打ち、極東委員会のソ連代表からレッドパージに対して強い反発が出るのは確実なので、それに対抗できる十分な情報を求めた。

だが、彼の情報提供は、国務省にとっては「不満足な」ものであった。国務省は、どうすることもできない。

極東局のアレクシス・ジョンソンは、「パージのやり方が問題で、レッドパージの好ましい結果は問題ではない。......深刻な共産主義者の学校への浸透が疑いもなく日本で起きている」と断言した。

レッドパージは続行された。