弱肉強食の国際政治


外交の世界は、各国の利益、エゴ、損得が激しくぶつかり合い、意志の強い国が多くの利益をとる激戦の場である。この激戦での勝ち組を偉大な国と呼び、その国は世界で尊敬される。戦争に強いと思われていることも外交術の武器である。

経済大国日本が尊敬されないのは、そのような激戦で勝てなくて、金だけ巻き上げられているからだ。日本は金を出してはいけない。出さねば、尊敬される。根性があると誉められる。出してくださいと、膝を折って頼みに来る。

ところで、外務省は日本の国威を広めるために戦う外交をしているのか。もみ手で、アメリカや中国の「御用聞き」のように振る舞っているように見えるのは、私個人の偏見だろうか。


派閥争い


「チャイナ・スクール」「ロシア・スクール」「北朝鮮スクール」と、国民が見当もつかない巣窟のような「閥」が外務省内にあり、閥の利権・特権だけのために策略を尽くしているのだろう。外務省だけにかかわらず、官僚と呼ばれる公務員は、国民の税金で給料をもらい、国民の生活を豊かにするために奉仕をする人たちなのだが、国民のために働いていることを忘れてもう何十年になるのだろう。

1人1人の官僚が「悪い」というのではなく、特殊な「群れ」で永い間同じ行動をしていると、その群れ独自の行動心理ができあがり、何の目的で存在しているのかを忘れ、群れの利益を優先させる風土ができる。その群れの行動心理は、自民党独裁60年間で、さらに異様な生き物に変身してゆく。


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外務省の使命は、日本の文化と国威を世界中に広め浸透させることだけだ。だが、私が永く住んでいる米国、日本が1番大切にしている国にいてさえも「日本」の姿が見えない。日本が米政府とCIA(スパイ総本山)に都合よく使われるのが日本外交なのかもしれない。日本外交とは、日米・上下関係のことか。



西鋭夫著『日米魂力戦』

第4章「国の意識」の違い -31