スパイ天国・日本


平成日本には、CIAのようなスパイ機関もないし、「スパイ罪」もない。憲法第9条の御法度で「軍隊」が存在しないので、日本で「国家安全の極秘」を盗んでもアメリカのように極刑もない。日本では、ただの窃盗罪。日本は国際スパイたちの天国だ。

日本版CIAが必要なのだが、日本国民が米国追従を「平和的」と錯覚し、スパイ情報機関なぞ必要ないと思っている。日本は無知のまま、強欲な諸外国に手玉に取られ、カネと威信をむしり取られ世界中で笑いものにされているのだ。

日本もCIAに負けない人材を養成すべきである。日本は経済・技術大国であり、守らなければならないモノが沢山ある。北朝鮮のスパイに日本人を拉致されたら、その人たちを速やかに奪回できるだけの組織を日本国は持っていなければならない。


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第5代CIA長官 アレン・ウェルシュ・ダレス



米国民が拉致されたら、巨大な航空母艦に護られた勇敢な海兵隊が出動し人質奪回を行う。ちなみに、CIAの年間予算は、公開された額が7兆円。隠し予算が、この額の2倍あると思うのが常識だ。


局員との対話


CIAの話し上手なパームさん(仮名)との昼食は、3時間以上続いた。彼の出身校は「プリンストン大学だ」と教えてくれた。長い会話のなかで、強く印象に残っている事柄がある。

彼が、「東京は安全で、ライフルの弾も飛んでこないし、とても楽しい街だ。私の仕事は人と会って、話を聞いて、情報を集めることなんだ。仏教によれば、人間は108の煩悩を持っているというが、ボクの勘定では、もっとあると思う」と言った。

「人の欲望や煩悩をくすぐれば、パームさんの言うとおりに動くのですね」

「ボクの経験では、ほとんどの人は原始的な欲望一.二.三.で堕ちる。第一は、お金。第二は、女、セックス、愛人、情婦、男色。第三は、名声、名誉、勲章、プレステージ。これらを組み合わせると、皆さん喜んで私たちに協力をする」


CIA協力者


「日本に、CIAの協力者は大勢おりますか」

「かなりいる。東京は世界中からスパイが集まるところだ。事実、日本はスパイだらけ。居心地もいいし、日本の警察も公安庁も私たちを監視していないので、のびのびと動けるんだ。エジプトのカイロでいがみ合ってたソ連のスパイに、六本木でバッタリ出会い、2人で大笑いしたよ」

「大使館や領事館に、盗みに入られるのですか」

「本当に貴重な情報は、中に居る人が『これは重要機密です』と持ち出してきたモノだ」



西鋭夫著『日米魂力戦』

第4章「国の意識」の違い -33