blog121.JPGFrom: 岡崎 匡史
研究室より

フーヴァー研究所と同じように、占領期の史料が膨大に保管されている施設がある。それが、マッカーサー記念図書館である。

マッカーサー記念図書館は、東海岸のバージニア州ノーフォークにある。スタンフォードは西海岸のカリフォルニア州にあるので、正反対に位置する。

ノーフォークは海軍の街として有名で、ペリー提督が出航したのもノーフォークだ。

戦艦「ウィスコンシン」


現在でも軍港であるノーフォークには、退役した戦艦「ウィスコンシン」が永久停泊している。

ウィスコンシンは、第二次世界大戦では硫黄島の戦いや沖縄戦にも加わり、朝鮮戦争、湾岸戦争にも参戦した。1991年に退役したウィスコンシンは、記念艦として保存されている。

一般公開されており、誰でもウィスコンシンの内部を見学することができる。

ウィスコンシンから徒歩5分ほど、街の中心街にマッカーサー記念館がある。
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マッカーサー文書


記念館の真正面には、マッカーサー元帥の銅像が建っており、内部に入っていくと、厳かな雰囲気になる。マッカーサーと妻のジーンの墓石が安置されている。

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マッカーサー記念図書館には、「マッカーサー文書」をはじめ、彼の部下たちの関係史料が保管されている。

GHQ民間諜報局の責任者エリオット・R・ソープ准将の史料、民政局の職員で日本国憲法の制定、とくに「天皇条項」に関して深く関わったのがリチャード・A・プールなどの文書がある。

マッカーサー記念図書館は精力的に史料を収集しており、民間情報教育局二代目局長を務めたことで知られるドナルド・R・ニューゼント中佐の個人文書を近年公開した。「ニューゼント文書」のなかには、インターネットオークションの「E -b a y」で競り落とした史料さえある。

「ニューゼント文書」には、保存されている史料の年代に偏りがあるが、特筆すべきことは、日本共産党の野坂参三からニューゼント宛の手紙が保管されていることだ。


ー岡崎 匡史