近大マグロ


養殖されたマグロは、餌がコントロールされていますから、海で獲れたものよりも美味しいようです。そのマグロが近畿大学の学生食堂で食べることが出来ます。マグロ丼です。金額は明確に覚えていませんが、1000円もしませんでした。学生たちが、ニコニコしながら、近畿大学に来てよかったと話していました。僕も近畿大学に今、行きたいです。それほどの評価です。


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なぜ近大マグロが偉大な業績かというと、近畿大学は大学の中の1つの学部がこういう成果を出すと、良い副作用のように、他の学部(文学部など)にもその刺激が伝わるのです。

日本中だけでなく、世界中が注目していますから、馬鹿な学校では恥ずかしい。そのため、まともな授業を始めて、休講もなくなりました。教職員が必死になっているわけです。

私は近畿大学を詳しく知りませんが、おそらく総長や学長をはじめ、その周りの人たちも非常に優れていたのでしょう。何十年もかかったのかもしれませんが、マグロの養殖に延々と金を注ぎ込んだのです。すなわち、基礎研究をとことんやらせた。これは偉いです。だから大成功したのです。


近大の新たな挑戦


近畿大学がこのような偉業を成し遂げたのであれば、出来る先生方は近畿大学にひざまずいて雇ってもらいなさい。そして、マグロだけじゃなく、ウナギの養殖にも挑戦して欲しいと思います。ウナギも難しい。

日本のウナギはとても少なくなっています。市場に出回っているのは、中国産のウナギです。この前、ウナギを食べに行きましたら、「僕は中国で生まれました」というラベルが、頭のところに張ってありました。

そんな中、近畿大学はまた偉大なことを成し遂げました。日本中で余っているナマズに着目したのです。ナマズのDNAをウナギ風に変えていくことに挑戦し始めました。これはすごい。


美味しいナマズ


日本有数の河川である利根川で今一番、大きな勢力を保持しているのは日本の鮎ではなく、アメリカのミシシッピー川からペットとして連れてこられたアメリカ産のナマズです。アメリカ・ナマズは50~60キロの重さがあり、長さが2メートルほどあります。ナマズは何でも食べますから、全てを食い尽くしてしまう勢いだと聞いたことがあります。利根川はすでに、ナマズ・パラダイスと言えそうです。

だから近畿大学がナマズで成功すると、私たちは一生、ウナギに似たナマズが食べられるわけです。その頃になると、おそらく近畿大学はナマズの養殖を始めるでしょう。

いちいち獲りに行かなくても、自分たちの池でコロコロと太った、今よりもおいしいウナギ・ナマズが、「ワサッ」と出てくるわけです。もちろんこれは特許になりますから、近畿大学はこれで大金持ちになるでしょう。



西鋭夫のフーヴァーレポート

2015年8月下旬号「大学ランキング」− 13