バブル崩壊


敗戦後、日本人は、必死に「富」を追及し、巨万の富を築き上げることに成功し、世界1、2位の金持ちになり、世界中からチヤホヤされて、有頂天になった。

その直後、「金」の脆さを思い知らされた。

日本の輝かしい「富国」に対して、嫉みの熱病に魘されていたアジアの隣国、いや世界中の国々は、この時とばかりと追い打ちをかけ、経済超大国を土下座させ、大昔の「罪状」を取り出し謝罪させ、金を巻き上げ、捨て台詞に、「日本は正しい歴史観を持っていない」と言う。


虚しさ


日本人の弱い精神状態の根源は、心の中に、強い信念、信じきれるモノ、を持たないからだ。いかに精神的な虐待を受けても、怒り狂うような、はしたないことはせず、ただ右往左往して、誰かに好かれようとする日本。

その日本が「金」を祀った宗教に、心身ともに捧げた。揚げ句の果てが、この虚しさ、この虚脱感。

日本人の心の中に、今、何があるのだろうか。


誇りなき民族


誇りを捨てた民族は、必ず滅びる。

誇りを取り戻した民族は、偉大な民となり、その文化も栄える。

1945年の夏以後、日本人は自国の永い歴史を忘れ去りさえすれば、「世界中お友達」の理想郷が出現するとでも思っていたのだろう。

どの国の歴史も、戦争と平和の歴史だ。善し悪しを越えた、生きるための死闘の歴史だ。イギリスの歴史も、アメリカの歴史も、中国の歴史も、生きてゆくための戦争と平和の歴史だ。

この事実を知らない日本ではない。


第9条への甘え


戦後の日本国民は、第9条に甘えた。この甘えを助長したのは、アメリカ。

日本がアメリカに甘えれば甘えるほど、アメリカに都合よく操られた。この単純な上下関係が、今も続いている。日米安全保障条約である。


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マッカーサーは、「民主主義」「平和」という言葉を頻繁に使ったが、「平和」の裏に、マッカーサーの恐怖心、日本民族に対する戦慄感があることを見逃してはならない。

彼は、日本人に平和を望んでいたのではなく、日本人の弱民化を実行していたのだ。

アメリカの国家安全のために、日本人の誇りを潰した。