ペンタゴンとの大喧嘩


オバマ政権8年間は業績が何もないどころか、身内でも連日の大喧嘩で大変でした。オバマさんのお友達は誰でしょう。米国に住んでいると肌感覚で分かることですが、彼はほとんど友達がいないように見えます。世界各国にも、心を許して話ができる政治家がいないのではないか。

日本に関連した例で言えば、集団的自衛権があります。これはオバマさんがやったわけではない。アメリカの国防総省が日本政府に強く働きかけたわけです。ペンタゴンとオバマ政権は大喧嘩をしておりました。

オバマ政権は国防総省の予算を削り、軍隊を削り、世界各地から米軍を撤退させた。ペンタゴンから見ると、こんな大統領がいるとアメリカは弱くなる、といった感じです。


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上空から見た米国防総省



TPP


TPPもオバマさんが仕掛けたものですが、政府内は大混乱です。次期大統領は、TPPを破棄することは目に見えています。日本政府は一生懸命になってTPPを通そうとしていますが、無駄な努力になるでしょう。TPPは米国の参加なしでスタートするのではないかと思います。

日本では次期大統領にヒラリー氏がなるのではないかと盛んに報道されています。トランプ候補者は悪者扱いです。安倍さんもおそらく彼女が大統領になることを望んでおられるのかもしれませんが、この見通しは甘い。米国民はヒラリーさんを選びません。


安倍総理との相性


安倍総理とオバマ大統領の個人的関係も良くありません。いわば水と油のような関係です。総理の表情を見ているととても硬い。英語が必要だからそう見えるのではありません。オバマ大統領とはそもそも合わないのです。ギクシャクしている。

対照的なのは、安倍総理とプーチン大統領です。見ただけでお互いが好き。画面を通してでも分かります。

それではトランプ氏と安倍総理はどうか。安倍陣営は今、盛んに民主党ヒラリー候補との関係構築を図っているだろうと思いますが、トランプ候補との関係も大切にされた方がよろしい。彼は凄腕ビジネスマンです。日本政府の動きもしっかりと凝視しているでしょう



西鋭夫のフーヴァーレポート

2016年5月下旬号「オバマ大統領による広島訪問」-3