From: 岡崎 匡史
研究室より

戦争は「心理戦」。
敵国を混乱させるには、どうすればよいのか。

その一つの手段が、攪乱工作。プロパガンダや偽情報を流す。
現代の日本でも、怪文書が流れるように、宣伝謀略のたまに印刷物(ビラ)を撒く。軍事戦略の上では「伝単」(でんたん)と呼ばれる。

しかし、ビラを撒いても、敵の目に留まらなければ、紙の無駄遣いになってしまう。効果的に、宣伝ビラを読ませるには、どうすればよいのか?

それは、お札を使うことです。お札が道ばたに落ちていたら、誰でも、天からの恵みだと拾ってしまいます。しかし、そこに罠が仕掛けられている。私が保有している伝単をご紹介します。

偽札

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表面

blog232.1.png裏面


日本人諸君!

銀行や債券に入れた金は何の役に立ちますか。今日の必要品、又は将来使用する様な物は今の中に買って置きなさい。残品は少なくなりました。

空爆の為、多くの店は閉ぢ、或ひは短時間しか開けられていない様になります。この困難なる時期を凌げる様、食物、着物、日用品等を買ひ給へ、お金は飢を癒やしたり、着物としては使用出来ません。債権で泣く幼児をなだめる事は出来ません。賢者であれば、今金を貯めず、品物を買ふでせう。今はお金の時代ではありません。物の時代です。



ー岡崎 匡史